オーボエ リードの作り方 その2(糸巻き)

オーボエ

皆さんこんにちは!オーボエ奏者のたむです。本日はリード作り工程の一つである、プッペとチューブの固定と、糸巻きについて紹介していきます。

(プッペとは、舟形ケーンを半分に折ってワイヤーを巻いた物です。)

リードを製作してみようと考えている方は参考にしてみてください!

必要な道具

今回使用する道具は、ノギス(定規でも可)、マンドレルペンチ(私はナイロン糸を使用しています)です。それに加えて、指サックと丸棒があると糸巻きをする際に便利です。

プッペを作るまでの工程はこちらにまとめてあります。是非ご覧ください!

オーボエ リードの作り方 その1 (舟形の作り方)
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プッペとチューブの固定

あらかじめ水に浸けておいたプッペをチューブに差し込み、ノギスで測りながらワイヤーを締めていきます。プッペは15分ほど水に浸けておくと、割れにくくなります。

リードのサイズはチューブの長さによって決まります。46mmのチューブを使用する場合は、全長が72,5〜73,5mm位が良いです。47mmのチューブでは、全長が73,5〜74,5mm位です。

完成した状態では、46mmのチューブで70,0〜71,0mm、47mmのチューブでは71,0〜72,0mmとなります。海外ではスクレープの長さは短いのですが日本では湿気が多いので10mm前後を推奨します。

プッペとチューブの隙間が無くなるまで締めていきます。注意点は、ワイヤーを引っ張りすぎないことです。割れの原因になるため、ゆっくり締めていきます。

これでプッペとチューブの固定は完了です。ワイヤーを締めた後のリードを馴染ませるため、糸巻きまで1〜3日空けると良いです。

糸巻き

それでは、次の工程である糸巻きの方法を紹介します。まずは、糸を椅子や机の柱に結びつけます。

糸をそのまま持って巻くと、絡まってしまうので、糸を巻きつけた丸棒を持つと作業がしやすいです。

リードに一巻きさせます。ここで注意することは、ワイヤーより少し下の位置で巻くことです。

その後、ワイヤーの位置まで巻きます。ポイントは、引っ張りながら強めに巻くことです。

次は巻いていない下の部分に糸を持っていきます。

そのままチューブの手前まで巻いていきます。

ここまで巻いたら、最後に結んで留めます。

人によって留め方は異なりますが、ここでは私のやり方を紹介します。

まず輪っかを作り、

その輪っかにリードを通します。

そのまま引っ張ります。これを3回ほど行うとしっかり留まります。

これで糸巻きの完成です!

いかがでしたか。次回はリードの一番大事な作業である、削りを解説します!それではまたお会いしましょう!

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