皆さんこんにちは!オーボエ奏者のたむです。
オーボエ奏者にとって、リードの変化は辛いものです。リードの状態によってコンディションや演奏が左右されてしまうからです。また、楽器を初めて間もない方はリードの扱い方が難しく感じると思います。
そこで今回は、リードを削らなくてもできる、簡単なリードの調整方法を紹介していきます!オーボエを始めて間もない方も是非試してみてください!
完成リードについて
完成リードを購入した時の状態は自分に1番合った状態ですが、温度と湿度によって段々変化していきます。すなわち、リードのセッティングが変わってくるのです。
セッティングの状態を変えることによって、リードを調整することができます。それでは本題に入りたいと思います。
完成リードの調整方法
用意する道具はこちらです。
プラーク ラジオペンチ 0.3mmワイヤー
リードの開きは、大体0.5〜0.8mmが良いと言われています。是非確認してみてください。
それでは症状別にリードの調整方法を紹介していきます。
高音が出しづらい、高音が下がる、pが出しづらい時
これは、ケーンの材質が軟らかくリードの振動が多すぎるために起こります。
2枚のリードがぴったりと合わさっていると思いますので、少しずつずらしていきます。プラークをさして行うと安全です。
楽器で音を出して確認しながら調整してみてください。
低音が出しづらい、低音が上ずる、fが出しづらい時
これは、ケーンの材質が硬かったり2枚のリードがずれていたりすると起こります。
リードをぴったり合わせていく方向で調整していきます。
この際も、音を出しながら少しずつ調整します。
いきなり音が出しづらくなった時
これは、リードの中に汚れが入ったかケーンの繊維がリードの中に入ってしまったために起こっていると考えられます。
小羽で掃除をして、リードの中の汚れを取り除いてください。
また、プラークを入れ左右に動かすことで、汚れや繊維をかきだすという方法もあります。
リードが突然変化してしまった場合は、まずこの方法を試してみるとよいと思います。
音がまとまらない、リードが暴れる、毎日のリードの変化が激しい時
この場合は、ワイヤーで調整します。
ワイヤーがしっかりと固定されている場合は、ワイヤーの部分を少し潰してください。
ワイヤーが緩んでいる場合は、元の位置までワイヤーを戻してラジオペンチで固定するまで締めて下さい。ここでワイヤーを締めた場合、リードが変化しますので、変わってしまった場合は他の方法で調整し直します。
翌日リードが開いている時
リードを水に浸けすぎることで起ります。
水に浸ける場合は、先端から5mmくらいまでにし、春夏は30秒、秋冬は3分くらいにすると良いです。
リードが離れている時
極端にリードが乾燥すると起こります。先端から5mmくらいを約10分ほど水につけます。
この場合もリードが変化しますので、他の方法に沿って調整し直してください。また、長期間吹かなかったリードもこの方法で直すことができます。
まとめ
いかがでしたか。リードは繊細ですが、少し手を加えるだけでも吹きやすさが全く変わります。
是非試して見てください!また次回お会いしましょう♪
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