フリーランス奏者になるのは難しい?

こんにちは!オーボエ奏者たむです。私は昨年音大を卒業し、この1年間フリーランス奏者として活動してきました。

今日では、学生時代上手だった奏者でも一般企業に就職したり楽器を辞めてしまったりする方が多いです。やはり音楽を仕事にすることは難しいのでしょうか。今回はフリーランス1年目を終えた私が、フリーランスになるために必要なものや、実際に行った仕事内容を紹介していきます!

フリーランスになるか迷っている方は是非参考にしてみてください。

音楽の仕事って何があるの?

そもそも音楽の仕事とはどんなものがあるのでしょうか。大きく分けると2つあると私は考えます。それは、教える仕事演奏する仕事です。

教える仕事とは、音楽教諭、吹奏楽部の指導や楽器の個人レッスンなどがあります。

演奏する仕事は、ソロ、アンサンブル、吹奏楽、オーケストラなどの形態で演奏をし収益を得ます。自ら企画し演奏をしてチケット代で収益を得たり、演奏を依頼されて謝礼をいただいたりします。演奏場所はホールやステージのあるお店など様々です。

フリーランスは人脈が大事

まずフリーランス奏者として活動していくためには、人脈が一番大切になってきます。音楽は技術ももちろんですが、仕事を依頼してくれる人がいなければどんなに上手でも活動できないのです。

フリーランスになって最初の頃は仕事は中々いただけません。しかし、先にフリーランスで活動している先輩や師事している先生、昔お世話になった先生など、音楽に携わっている目上の方と繋がっていれば、その方から仕事を依頼されることがあります。

私も先輩から一度オーケストラのエキストラを依頼されて、そこから定期的に依頼されるようになりました。

また、先生の年齢の方々はFacebookの使用率が高いです。近頃はインスタやTwitterがメインで使用されますが、Facebookで先生方と繋がっておくと、お互い連絡が取りやすいです。

フリーランスの仕事は何がある?

それでは、フリーランスの仕事とは具体的に何があるのでしょうか。ここからは私が1年間で実際に行った活動や仕事を紹介します。

演奏できる場所

フリーランスなりたては、演奏の仕事だけで生活することは難しいです。アルバイトと練習をしながら演奏活動をするのが一般的だと思います。

居酒屋やパン屋などの飲食店で働いているフリーランスの先輩もいらっしゃいますが、私はアルバイトの時間も音楽に携わりたいと思い、演奏しながらアルバイトをできる場所は無いか色々と探しました。

そこで見つけたのが、ピアノバーです。仕事内容は基本的にカウンターでお酒を作ったりお客様と会話したりになりますが、弾き語りをする店主と一緒に演奏する時間もあります。

目上の方と会話すると社会勉強にもなりますし、普段と違う演奏環境も楽しいです。

その他に、私は結婚式場でも演奏しています。演奏者を募集している場所があったら、どんどん応募してみると良いです。

エキストラ

フリーランスは基本的に楽団に所属しないため、オーケストラや吹奏楽をやりたい場合は、足りないパートに助っ人として入るエキストラという仕事をすることになります。

これも、やはりつて人脈がないと仕事を依頼されません。私の場合は先輩や先生から、

今回予定があって出られないから代わりに出てくれない?

と話が来て仕事をいただくという流れでした。

レッスン

フリーランスは演奏だけでなく教える仕事をしている方がほとんどです。また、指導を仕事のメインにしているフリーランスの方もいます。

吹奏楽部やオーケストラ部の指導や、一対一の個人レッスンがあります。

部活動の指導は、母校に行く方が多い気がします。また、自分が中高の時にお世話になった顧問の先生と繋がっていると、お仕事を貰えることが多いです。

一対一の個人レッスンは、楽器店や音楽教室の講師に登録することでできるようになります。

お店を介さず自宅でレッスンする方法もありますが、名前が売れていない時期は中々生徒が来ません。どんな先生か分からないからです。そのため、最初は講師としてお店に登録した方が良いと思います。

オーディションやコンクール

名前が売れていない時期は中々生徒が来ない、と先程述べましたが、名前を売る=色んな方に知ってもらうことで仕事を依頼されるようになるのです。

その手段の一つとして、オーディションやコンクールがあります。オーディションは、演奏会に出演するためのものや、とある場所の奏者として登録するためのものなど様々です。

沢山の方に自分の演奏を聴いてもらうことで、音や名前を覚えてもらえるのです。印象を残す事が大事ですね。

プロオケのオーディションを何度も受けていると、段々と顔を知ってもらえ、エキストラに呼ばれるようになるそうです。また、そのエキストラ同士でも繋がっておくと、仕事を紹介し合うことができます。

まとめ

私がこの1年間の活動で感じたことを簡単に表すと、

  • 人脈を広げるために先輩や先生と仲良くしておく!
  • どんどん挑戦する!
  • 続けていれば少しずつ人脈と仕事が増える!

です!私自身も不安いっぱいですが、これからも技術を磨きながらコンクールやオーディションに挑戦し、演奏活動をしていきたいと思います!

それではまた次回お会いしましょう♪

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