演奏会を自分達で企画するのは大変?
皆さんこんにちは!オーボエ奏者のたむです。皆さんは、「自主公演(自分たちで企画する演奏会)って大変そう」「どうやって企画しているんだろう?」と思ったことはありますか?
今回は、私が実際に企画した演奏会を参考にしながら、どんな風に進めたのかお話します!
自主公演を開催してみたい方は参考にしてみてください。
アンサンブルの場合
まずはアンサンブル(複数人で演奏する形態)の場合です。先日、木管5重奏の演奏会を企画したので例に上げたいと思います。これはその名の通り5人で演奏します。
木管5重奏についてはこちらで詳しく解説しているので、気になった方はぜひご覧ください!
メンバー決め
まずは、一緒に演奏するメンバー集めをしました。ではどのように決めるのでしょうか。上手であることはもちろんですが、コミュニケーションを取りやすい人の方が好まれます。
一緒に曲を作り上げる必要があるので、独りよがりの演奏をする人とはアンサンブルできませんよね…
役職決め
メンバーが決まったら、次は役職を決めます。演奏会を開催するためにやるべきことを分担するということです。役職は大きく分けると3つです。
代表 全体をまとめるリーダー。団体で何か申請を出す時やホール予約などの名前は代表者となります。
会計 かかった費用、チケット代などを管理します。
広報 チラシ等を作成し、演奏会を宣伝します。
曲目決め
次は選曲です。これがかなり難しく、自分たちがやりたい曲とお客さんが聴きやすい曲は必ずしも一致しません。曲の難易度や時代、客層を考えてプログラムを組みます。
ホール予約
ホールは場所にもよりますが、人気な所は半年〜1年前から抽選予約をする場所もあります。前もってホールは下調べをした方が良いです。
また、小さい編成でしたらサロンやステージのあるカフェなども検討して良いかもしれません。
練習
色々と決まったら、後は本番まで練習するのみです。メンバーと練習日程を調整し、練習場所が無い場合はスタジオを借ります。
宣伝
チラシを作成して、色々なホールやお店に貼って宣伝します。最近は、TwitterやInstagramのアカウントを作成し宣伝することが多いです。
チケット料金
自主公演は人にもよりますが、1000円〜2000円の金額設定になることが多いです。
費用
演奏会を開催するにあたり、かかる費用はこちらです。
ホール代、練習スタジオ代(使用した場合)、当日スタッフの謝礼、プログラムノートやチラシの印刷代
チケットの収入からこれらの費用を引き、残った額が収入になります。
ソロリサイタルの場合
ソロリサイタル(1人で演奏する)を開催する時も、ほぼ同じ内容ですが、曲目とメンバー決めの部分が異なります。
曲目決め
ソロリサイタルでは、休憩を含めて1時間半程度のプログラムを組む必要があります。曲の長さにもよりますが、5〜6曲は用意しなければなりません。
伴奏者
管楽器は、ソロとはいってもピアノの伴奏が必須です。曲目が決まったら、一緒に演奏してくれるピアニストを探さなければなりません。伴奏に慣れているベテランの方でも良いですし、一緒に演奏したことのある友達を誘うのもアリです。
まとめ
「自主公演は、企画・広報・会計まで全て自分たちでやらなければならない」
「大変だけど、楽しい!」
いかがでしたか。自主公演について少し分かっていただけたでしょうか。それではまたお会いしましょう!