楽器に寿命はある?
こんにちは!オーボエ奏者たむです♪
皆さんは、楽器は一回購入したらずっと使えると思いますか?実際はどうなのでしょう。本日は、木でできている楽器と金属の楽器に分けて、寿命があるかどうかを解説していきます!
木でできている楽器の場合
木でできている楽器というのは、木管楽器ということではありません。サックスやフルートは金属でできています。オーボエやクラリネットが、主にグラナディラと言う木でできている楽器なのです。
木管楽器と金管楽器の違いはこちらの記事で説明しているので是非見てみてください!
https://guntamoboe.com/楽器の管理・維持は大変?/
木でできているということは寿命があります。
楽器を吹いていると、管の内径(内側の大きさ)が段々と変わってしまいます。内径が変わると、吹き心地が変わってしまうのです。
また、キィという楽器のボタンのような物の裏側にはタンポやコルクが貼ってあります。
これらも使い続けると水分を含み、汚れていきます。そして交換すると、吹き心地がかわってしまうのです。
金属でできている楽器の場合
金管楽器やサックスは主に真鍮(ブラス)でできています。ではこの金属でできている楽器はずっと使えるのでしょうか。
答えは寿命がある、です。
金管楽器のマウスピースは使っていると少しずつ削れていきます。(マウスピースとは、唇の振動を伝えるための歌口のことを言います。)
マウスピースは買い替えたり何種類かを使い分けたりするため、それほど問題はありません。
しかし、本体も消耗していきます。特にパーツがダメになってしまうことが多いです。ハンダ付けで溶接されているパーツが取れてしまうこともあります。それらを直していると楽器の吹き心地が変わってしまうのです。
寿命はないのかもしれませんが、元々の個体を維持するのは難しいということです。
楽器は買い換えなきゃいけない?
木の楽器も金属の楽器も寿命があるということがわかりました。では、寿命が来たらすぐに買い替えなくてはならないのでしょうか。
実は楽器に正確な寿命は無いのです。
よほど壊れていない限り、プロのリペアマンに修理をしてもらうことで演奏できる状態にすることが可能だからです。また、掃除などの手入れをする事も長持ちさせる上で大切です。
しかし沢山練習する方やプロの方は、演奏していくにつれてより高いニーズを楽器に求めるようになっていきます。そうなると今使っている楽器をリペアするよりも新しい楽器を買う方が手っ取り早いのです。
ですから、楽器をすぐに買い替える必要はありません。
まとめ
「楽器を買ったばかりの状態を維持することは難しいが、すぐに買い替える必要はない!」
「演奏していて今の楽器に満足できなくなったら替え時!」
いかがでしたか。ではまた次回お会いしましょう!